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【2026年】Claude のプロジェクト機能 – 毎回おなじ説明をしなくて済むようにする

整理された机の上のフォルダ AI・生成AI

Claude を使っていて、毎回おなじことを書いていませんか。

「私はブログを運営していて」「読者はこういう人で」「文体はこうしてほしくて」。本題に入る前に、毎回 5 行くらい前置きを書く。

私もそうでした。新しいチャットを開くたびに、同じ説明を貼り付けていました。

プロジェクト機能を使うと、それが要らなくなります。しかも 2026 年 3 月から無料プランでも使えるようになりました。

以下は 2026 年 9 月 9 日時点で確認した内容です。

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プロジェクトとは何か

テーマごとに作る専用の作業スペースです。フォルダのようなものだと思ってください。

中に入れられるものは 3 つです。

入れるもの役割
プロジェクト指示そのプロジェクト内の全チャットに適用されるルール
ナレッジ常に参照させたい資料。PDF・テキスト・コードなど
チャットそのテーマに関する会話。複数持てる

指示とナレッジは自動的に参照されます。だから毎回貼り付けなくてよくなります。

作り方

画面左側のメニューから「プロジェクト」を選び、新規作成します。名前を付けたら、あとは中身を入れるだけです。

最初に入れるのはプロジェクト指示です。ここに、毎回書いていた前置きをそのまま移します。

例としては、こういう内容です。

  • 回答は「ですます調」で
  • 専門用語には初出時に補足を付ける
  • 結論を先に書く
  • 私はこういう立場で、読者はこういう人

次にナレッジです。会社の資料、商品リスト、過去に書いた文章など、前提として知っておいてほしいものを入れます。

つまずきやすいところ 1 ― チャット同士はつながっていません

ここが一番の落とし穴だと思います。

同じプロジェクトの中に複数のチャットを作れます。ところがあるチャットで話した内容は、別のチャットには引き継がれません。

共有されるのはナレッジと指示だけです。「昨日のチャットで決めたこと」を今日の別チャットで参照させたい場合、それは自動では届きません。

必要ならその内容をナレッジに追加することになります。会話の要点をまとめてファイルにして入れる、という手順です。

「同じプロジェクトなんだから覚えているだろう」と思って進めると、話が噛み合いません。

つまずきやすいところ 2 ― 名前は読まれていません

これも見落としやすい点です。

プロジェクト名と説明文は、Claude に参照されません。あくまで自分が管理するためのラベルです。

「ブログ執筆用」という名前を付けたからといって、Claude がそれを読んで空気を読んでくれるわけではありません。

指示は必ず「プロジェクト指示」の欄に書いてください。名前や説明文に書いても届きません。

つまずきやすいところ 3 ― ナレッジを入れすぎると重くなります

資料を入れておけば入れておくほど賢くなる、と思いがちです。逆です。

ナレッジはコンテキストウィンドウを消費します。AI が一度に扱える情報量には上限があり、ナレッジが大量に占有すると、会話そのものに使える余白が減ります。

症状としてはこう出ます。

  • 長い会話の後半で、答えの質が落ちる
  • 指示したはずのルールが守られなくなる

こうなったらナレッジの肥大化を疑ってください。使っていない資料を外すだけで戻ることがあります。

1 テーマ 1 プロジェクトにする

ここまでを踏まえると、運用の方針が見えてきます。

1 つのプロジェクトに詰め込まないことです。テーマごとに分けたほうが、回答の質が安定します。

指示が矛盾しないようにも気をつけてください。「簡潔に」と「詳しく説明して」が同じ指示欄に混ざっていると、Claude はどちらに従えばいいか判断できません。

指示を追加したら、一度通して読み直す習慣を付けると事故が減ります。

指示は「絶対」ではありません

もう一つ、知っておくと落ち着けることがあります。

プロジェクト指示は絶対のルールではなく、強い推奨として働きます。守られないことがあります。

ですから本当に外せない制約は、会話の中でも繰り返すほうが確実です。「さっき指示に書いたのに」と思っても、もう一度言えば通ります。

何を入れておくと効くか

ナレッジに何を入れるかで、効き方がかなり変わります。

入れると効くもの理由
自分が過去に書いた文章文体を真似てもらえる。「こういう調子で」と説明するより早い
用語の定義社内でしか通じない言い方を毎回説明せずに済む
やってはいけないことの一覧禁止事項は指示よりナレッジに置くほうが安定する場合がある
過去の判断とその理由同じ議論を繰り返さなくなる

逆に、入れなくてよいものもあります。一度きりしか使わない資料や、そのチャット限りの添付です。これはナレッジではなく、その場でファイルを渡せば足ります。

ナレッジは「会話をまたいで持っていたいもの」だけにする。そう決めておくと、肥大化を防げます。

定期的に見直す

プロジェクトは作るほど増えていきます。

2026 年 6 月時点で作成数の明示的な上限は公表されていません。ただし、増えすぎると自分がどこに何を入れたか分からなくなります。

運用としては、使わなくなったプロジェクトを定期的に整理することが勧められています。月に一度くらい見て、動いていないものを消す。それだけで探す時間が減ります。

ナレッジも同じです。入れたまま忘れている資料が、応答を重くしている場合があります。

機密情報を入れる前に

ナレッジには社内資料も入れられます。便利ですが、その前に確認しておくことがあります。

  • 自分のプランでデータがどう扱われるか
  • ログの保持設定
  • そもそも社外サービスに上げてよい資料か

会社の資料は、自分の判断だけで上げないほうが安全です。この点は別記事にまとめています。

最初に作るなら

いきなり業務全部を移す必要はありません。1 つ作って、1 週間使ってみるのが確実です。

私が最初に作ったのは、ブログ執筆用のプロジェクトでした。文体のルールと、過去記事の方針をナレッジに入れただけです。

それだけで、毎回書いていた前置きが消えました。効果が分かりやすいのは、同じ説明を繰り返している作業だと思います。

指示は 2 か所にあります

ここまでプロジェクト指示の話をしてきましたが、指示を書く場所はもう 1 つあります。

場所効く範囲向いている内容
プロフィール指示すべてのチャット話し方、応対の仕方など全体の方針
プロジェクト指示そのプロジェクトだけその仕事のやり方、成果物の形式

設定から開けるプロフィール指示のほうは、プロジェクトを作っていなくても効きます。まずこちらを整えるだけでも、やり取りがかなり楽になります。

私が実際に書いているもの

参考までに、いま使っているものを出しておきます。そのまま真似する必要はありません。こういう粒度で書くのか、という目安として見てください。

プロフィール指示のほうには、こういうことを書いています。

  • 要点だけ簡潔に。不要な説明や繰り返しはしない
  • こちらの話を最後まで聞いてから、まとめて作業する
  • 質問する前に、自分で調べられることは全部調べる
  • 選択肢を出すときは必ず推奨を 1 つ添える
  • 推測で進めない。指示にないことはしない

プロジェクト指示のほうには、その仕事のやり方を書きます。

  • 作業手順はそのままコピーして実行できる形で出す
  • 修正は変更前・変更後を分けて示す
  • 「…」で省略しない。そのまま動く形で出す
  • いま動いているものが正。資料と食い違ったら実物を優先する
  • 頼んだ箇所以外は触らない
  • 作業が終わったら必ず確認まで行う

書いてみて分かったこと

調整してきて、効き方に差があると感じた点が 3 つあります。

1 つ目。「するな」より「こうしろ」のほうが守られます。

「長く書くな」だけだと効きにくく、「要点だけ簡潔に」と書いたほうが通ります。禁止だけ並べると、代わりに何をすればいいかが決まらないからだと思います。

2 つ目。矛盾があると、どちらも守られません。

「簡潔に」と「詳しく説明して」が同じ指示の中にあると、判断できなくなります。足すときは全体を読み直すようにしてから、この手の事故が減りました。

3 つ目。長く書けば守られる、わけではありません。

細かく書き足すほど、逆に抜けが出ることがあります。前に書いたとおり、指示は絶対のルールではなく強い推奨です。数が増えれば、そのぶん一つあたりの重みは下がります。

本当に外せないものだけを残して、それ以外は会話のたびに言うほうが結果的に確実でした。

まとめ

  • 2026 年 3 月から無料プランでも使えます
  • 共有されるのは指示とナレッジだけ。チャット同士はつながっていません
  • プロジェクト名は読まれません。指示は指示欄に書いてください
  • ナレッジを入れすぎると応答が落ちます
  • 1 テーマ 1 プロジェクト。指示の矛盾にも注意
  • 指示は絶対ではなく強い推奨。外せない制約は会話でも繰り返す
  • 指示は 2 か所にある。プロフィール指示は全チャットに効く
  • 「するな」より「こうしろ」のほうが守られる

※本記事は 2026 年 9 月 9 日時点の情報をもとにしています。機能や料金プランは変更されるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

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